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    「プッシーキャット!キル!キル!キル!」―日本を代表する3人エロティック・アーティストが描く人造美女の競演

    • 2014.06.18 Wednesday
    • 20:35


    マン=マシーン美学を背景とする人造美女の系譜の一方の極を、「生体廃墟」「神秘主義」「デッドテック」「バロック」「オーガニック」の神殿を築き上げたギーガーの「エロトメカニクス」とすると、他極に、リラダンの『未来のイヴ』、『メトロポリス』のロボット・マリア、「鉄腕アトム」のウラン、「攻殻機動隊」の草薙素子らをアイコンとするサイバーパンクやサイボーグ・フェミニズムの系譜を思い浮かべることができる。両者は人造美女の対極的な表現であるようでありながらフェティッシュやボンデージのイディオムを好んで取り入れる点で通底している。



    ピンナップアートの革命児、われらが空山基氏は<ピンナップ>、<セクシーロボット>を止揚した<ガイノイド>(『GYNOIDS』トレヴィル刊、1993)で、世界に冠たる人造美女のハーレムを築き上げた。SMの意匠を自在にかつファッショナブル採り入れたソラヤマ・ビューティーたちは、英国フェティッシュ・フォトの第一人者だったボブ・カルロス・クラークやサイボーグ・ファッションを展開したパリ・オートクチュールの前衛テュエリー・ミュグレーらに寵愛され、あるいはドイツのフェティッシュ誌「<>」(現MARQUE)やアメリカの「ペントハウス」誌にフューチャーされ、欧米グラビアの演出方法を一新させてしまう程の衝撃をもたらした。

    寺田克也氏の『エロxメカ』は、手塚治虫を源流とする日本のロボットマンガやバンデシネの終末的な未来世界観に影響されながらも独自に発展させた生体廃墟感溢れる人造美少女を産み出した。『エロxメカ』では長年描きためたキュートな寺田美少女たちをアップデートする形でサイボーグ・チューンした作品集だ。さらにまもなく刊行される『PUSSYCAT! KILL! KILL! KILL!』では、画狂空山の挑発を受け、極めて高踏的なアンピューティ&ボンデージの人造美女を描き下ろしている。

    また先頃処女作品集『THE BIRTH OF ROCKIN’ JELLY BEAN』を上梓、ベストセラー街道驀進中のジェリービーン氏も、画狂空山の執拗な煽動で、第一作品集にはない弾けたシズル感とエロティシズムがほとばしるセクシー&キンキーな世界を展開している。屹立した巨乳をたたえるグラマラスなプッシーキャットたちをリアルにもコミックタッチにも自在に描き分ける超絶な筆さばきはマーベラスだ。アメリカンでポップなカラーセンス、ノスタルジックかつサイケなタイポグラフィを散りばめた華麗なグラフィック・ワークはローブローアートというよりジェリービーン流モンド・アートと呼ぶべき世界を構築している。極めつけはジェリービーン・ガールがたたえるキュートな表情とダイナマイト・ボディのアンビバレントなセクシーさで、その生々しいエロスの鮮度感は他の追随を許さない。



    3人の才能が炸裂した『PUSSYCAT! KILL! KILL! KILL!』は、世界に冠たる日本の最先端エロスのショーケースであり、21世紀エロスのメルクマールなのである。

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